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日系企業

2015年2月26日

武田薬品がバイオポリスに新オフィス、3部門を集約

武田薬品工業は2月25日、バイオポリスに設けた新オフィスの開所式を行った。新興市場重視の方針に沿った措置で、これまでスイスのチューリヒにあった新興市場ビジネス部門を同オフィスに移転。ワクチンビジネス部門と、研究・開発部門であるアジア武田開発センターも収容した。機能集約で事業の効率化を高める。

武田薬品は時価4兆8,000億円の企業。シンガポール進出は2008年で、アジア太平洋地域業務ハブと臨床活動ハブを設けた。

業務集約の背景には最近数年続いている減益がある。2010年から13年にかけ同社の売上高は増加したが、純利益は年ごとに減少した。収入に占める事務管理費や販売経費の割合が高まっているためだ。

新興市場ビジネス部門のプラットフォード社長は「新オフィスへの業務集約は統合プロセスの最終章」と述べた。

武田薬品は、5つの新興市場地域――アジア太平洋地域、中華圏、中南米、中近東・アフリカ、独立国家共同体――での業務拡大を目指している。

バイオポリスオフィスでは職員数を50%増やし200人体制にする。ワクチン部門は感染症に対するワクチンの分析・開発を行うための施設を持っており、うちデング熱に対するワクチンは近く臨床第3相試験を開始する予定だ。

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