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経済

2011年1月1日

事業者向けガス、供給削減が延期へ

〈クアラルンプール〉

国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)が天然ガス施設のメンテナンスのために一部の事業者向けの工業用ガスの供給を減らすと通達してきた問題で、ペトロナスは一転してマレーシア製造業者連盟(FMM)に対しひとまずメンテナンスを延期すると通告した。これにともない供給削減措置も延期される見込みだ。

FMM北部支部のリー・オウキム支部長によると、メンテナンスの延期決定は事業者からの強い批判を受けたもので、3月29日に開催されたイドリス・ジャラ首相府相が議長を務める会議の中でペトロナス代表が同決定について説明した。メンテナンスは6月1日から改めて開始される見通し。また来年8月に完成予定の天然ガス・プラント計画を1カ月前倒しして7月に完成させる予定で、これにより一連の事業者向けガス供給問題は解決する見通しだという。

国内で消費される天然ガスの14%が事業用となっている。

3月14日の通達によると、昨年12月に発生したペトロナスの天然ガス施設の火災を受けて大規模なメンテナンスが必要となった。事業者向けの供給を減らすのは発電向けのガス供給を確保するためで、実施時期は3月30日から4月12日、4月29日から5月10日の前後2期で、30%に当たる209社への供給を35~40%減らすとした。これらの供給削減対象の事業所は、供給を減らす企業の数を最小限にするために決めたと説明している。

これに対しFMMはメンテナンス自体には理解を示した上で、突然の通達でありディーゼルなどの他の代替燃料に切り替えるのは難しく、また特定の事業者だけにしわ寄せが来るのは不公平だと批判。実施方法の見直しを要請していた。

提供:マレーシアナビ!

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