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建設

2011年1月18日

首都圏MRT建設、366億リンギ超の可能性も

〈クアラルンプール〉

首都圏の大量高速輸送(MRT)システム整備プロジェクトは6ヵ月後の着工が予定されているが、住民側から地下線路の建設を求める声が出るなどして計画が変更され、費用が366億リンギ(約9,732億円)以上となる可能性が出てきた。

ショッピングモールなどを運営する企業や開発を担当するデベロッパー側からはMRTの駅を商業活動の中心地に隣接した土地に建設すべきとの声がでているが、住民側からは騒音や渋滞などを避けるために地下線路の建設を求める意見が出ている。1月15日、公共陸運委員会(LPTC)が建設予定地域の住民とのダイアログを開催した。

MRTのスンガイ・ブロー-カジャン間の60キロメートルの区間は地下に建設すべきとの声が出た。MRTは合計で150キロメートルの区間をカバーし、既存の軽便鉄道(LRT)やコミューターなどと合わせ、マレーシアの都市部の公共交通機関マスター・プランの一部となる。2016年の完成を予定している。

ダマンサラ・ウタマ(ダマンサラ・アップタウン)で商業施設を開発する計画のシー・ホイチャン社は、商業施設に隣接した駅の建設を望むと表明した。同地域の労働人口は3万人。開発が完了後には2万~5万人に増える見込みだ。

クアラルンプールで開発を行うロー・ヤット・グループは、中心部の観光地であるブキ・ビンタンや「ゴールデン・トライアングル」に隣接した箇所に線路を建設すべきとの意見だ。

一方で、中心部に駅を建設した場合、MRT利用者が商業施設の駐車場を利用することで周辺の混雑がひどくなるとの懸念も出ている。

サンウェイ・ダマンサラ自治会の代表は、コタ・ダマンサラ地域では地下の線路が必要だと指摘。騒音が不動産価値に与える影響を懸念すると表明した。タマン・トゥン・ドクター・イスマイル(TTDI)の住民の代表は、MRT完成後の交通渋滞や騒音被害、景観へのダメージなどを懸念、地下線路の建設を要請した。

LPTCは今後も住民や企業などとの間でMRT整備に関する意見交換のためのダイアログを予定している。

提供:マレーシアナビ!

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