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経済

2015年12月8日

コンテナ海運の仏CMA CGM、ネプチューン・オリエントを買収へ

〈シンガポール〉

コンテナ海運世界3位のフランス系CMA CGMは、シンガポールを代表する海運業者のネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)の買収を提案した。NOL株主である国営投資会社テマセク・ホールディングスは持ち株を譲渡する意向で、NOLの社外取締役も身売りに賛成の立場だ。

 

CMA CGMは買収提案前の終値に6%のプレミアムを乗せた1株1.3Sドル(約114円)、総額34億Sドル(約2,988億円)での買収を提案した。米国、欧州連合(EU)、中国当局による独占禁止法審査をクリアすれば買収が可能になる。

 

NOLは4年連続で赤字を計上しており、ン・ヤトチュン社長によれば、単独で運営するには巨額の資金が必要で、買収取引が成立すれば経営体として存続できるという。

 

テマセクは2004年に持ち株比率を30%から68%に引き上げる際、1株2.8Sドル(約246円)を払っており、1.3Sドルでの譲渡では売却損になる。しかしこれ以上資金を注入するより、売却した方が賢明と判断した。

 

CMA CGMのロドルフ・サーデ副会長は「NOLがシンガポールの貴重な資産であることを認識している」と配慮を示した。シンガポールに地域統括本部を設けシンガポール港をアジア貨物のハブとして活用する。マレーシア・クラン港におけるハブ機能は維持するという。

 

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