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国際

2013年5月27日

「ASEANへの関与を日本は深めるべき」、リー首相

リー・シェンロン首相は5月23日、東京で開催された国際交流会議「アジアの未来」で基調演説を行い、日本は国内問題に対処するあまり、外部世界に関心を多く払わなかったが、東南アジアを含む域内への関与を深めるべきと語った。
リー氏は、第2次大戦後の日本の復興は経済的奇跡であり、域内全般を潤したと指摘。経済を立て直すという安倍政権の大胆な施策で日本が盛り返せば、同様のことが再び起こせると期待を表明した。
しかし日本は先の大戦時に侵略した国と完全な和解を達成してない点が課題としてあるという。特に中国、韓国との関係についてリー氏は「ともにより良き未来を見据えるべきで、かつての不満、古傷を蒸し返すべきではない」と語った。
尖閣諸島の領有権で緊張状態にある日中関係について「こうした2国間のもめ事に中国がどう対処するかが、ほかの国が中国を好ましい大国として受け入れるかを形作る。中国は日本にとり最重要の隣国であり、建設的、平和的な協力関係は日本の利益になる」と語った。
東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本との経済関係では、中所得層が同地域で増加していることを取り上げ、「トヨタの乗用車、富士通の携帯パソコンなど日本製品の重要市場となる」と一段の関与を要請した。

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