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経済

2015年3月4日

シンガポール通貨が対米ドルで4年来の最安値

シンガポール(S)ドルが対米ドル相場で3月2日、1米ドル=1.3637Sドルと2010年8月以来の最安値を記録した。Sドル安はまだ続く見通しだ。

インフレ懸念が後退しているなか、製造業者の国際競争力を高めるためシンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)は4月、一段のSドル安を容認する措置を決定するとの見方が市場で浮上している。

昨年11月以降、消費者物価指数は前年同月比で02~0.3%下落。工業生産も低迷しており、アナリストは第1四半期の経済成長は政府予想以下の低率になると見ている。1月の工業生産高は前年同月比わずか0.9%の増加だった。こうした要素が、MASが一段の金融緩和に踏み切るとの市場予想につながっている。

米国経済の回復見通しが良好なため、資金が米国に向かっており、今年に入りSドルは米ドルに対し既に2.8%値下がりした。他方、Sドルは1ヵ月前と比べ、マレーシア・リンギ、インドネシア・ルピア、ユーロ、豪ドルに対しては値上がりした。

MASは1月28日の金融政策会合で金融緩和を決めたばかり。MASは金利ではなく、主要貿易相手国の通貨に対する為替相場管理で金融を調節している。

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