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日系社会

2014年7月29日

「海外拠点で独自のタレントマネジメントを」RGF HR Agent SingaporeがHRカンファレンス開催

7月25日、人材紹介会社RGF HR Agent Singapore Pte Ltd(株式会社リクルートホールディングス)による「シンガポールHRカンファレンス」がインターコンチネンタルホテルで開催され、同社のグローバル斡旋事業の紹介およびリクルートワークス研究所の石原直子主任研究員の講演が行われた。

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「グローバルタレントの獲得と活用とリテンション」をテーマにした講演では、まず日系企業と欧米企業の人材マネジメントの違いが紹介された。
「グローバルタレントとは、世界中、どこででも、どの国の企業においても活躍し、リーダーになることのできる人材と定義することができます。シンガポールにおけるグローバルタレントとは、まずは、シンガポールにおかれている、世界中の企業の地域統括会社や機能統括会社で活躍できる人材、ひいては、その企業の本社(ヘッドクォーター)におけるコア人材になれる可能性を秘めた人材、ということになるでしょう。欧米のグローバル企業は『タレントマネジメント』という人材開発の思想にのっとって、こうしたグローバルタレントをなんとか自社に取り込み、その人たちを惹きつけ、自社の重要なリソースとして活躍してもらい、将来の経営陣になってもらうにはどうすればよいか、ということを真剣に考えています。世界のどこで採用した人材であろうとも、優秀であれば次々にチャンスを与え、そのチャレンジと成果を精査し、その人材を最速で成長させ、重要なポジションにつける、ということを推進しているのです。
一方、日系企業はまだ閉鎖的だという。
「多くの日系企業は、グローバルタレントの活躍・活用・リテンションの各局面で欧米系企業・アジアのグローバル企業になかなか勝てない状況にあると言えるでしょう。その最大の理由は、グローバルタレントと言われる優秀な人材の間では、日系企業に就職したとしても、日本の本社の役員などの重要な中枢のポジションにまで、キャリアが到達する見込みがないことが既成事実として広く知られているからです。大きな可能性がほとんどない日本企業の魅力は限定的だと言わざるを得ません」。
このような状況の中で、在シンガポールの日系企業がすべきことを石原氏は次のよう提案する。
「日本の本社が変わるのを待っているわけにはいきません。したがって独自の取組みが期待されます。ひとつは、自社でのキャリア展望が限定的であるとしても、今この時点で入社すると、どのように素晴らしい経験を獲得できるかをグローバルタレントにアピールする。当人の市場価値やキャリアの可能性を高めることができると伝えるのです。もう一つは、アジア、欧州など地域統括会社間が連携し、日本の本社を通さずに、地域統括会社間で人材の異動やローテーションを実現すること。日本の本社に現地採用した人物を送り込むことは、その人物がいかに優秀であっても、なかなかハードルが高い。そこで日本の本社を外した地域連合を形成し、グローバルタレントの活躍の場を生み出すのです。難易度も高いですが、本社の変化を待つよりは、実現可能性の高い施策であるでしょう」。
リクルートグループは、2004年よりグローバル展開を積極的に進めており、特に人材領域においては派遣サービス、斡旋サービス、オンラインによるジョブマッチングサービスを55ヵ国以上で提供。グローバル斡旋事業はエグゼクティブサーチから、ミドル、ジュニア層の人材斡旋事業を11ヵ国以上で手がける。アジアでは11ヵ国・地域、28都市で46の事務所を展開している。

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