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金融

2013年5月6日

日本のショッピングモールが資産の不動産投資信託、IPO実施

茨城県守谷市、三重県鈴鹿市、大阪府大阪市のショッピングモールを資産とする不動産投資信託(REIT)のクリサス・リテール・トラスト(CRT)が5月2日、シンガポール取引所で新規株式公開(IPO)を開始した。2億2,912万株を1株93セント(約74円)で公開する。個人投資家向けは全体の9.4%に当たる2,150万株。
コーナーストーン投資家と呼ばれる特定の投資家(シタデル・アセット・マネジメント、ホンリョン・アセット・マネジメント、イーストスプリング・インベストメンツなど11社)が計1億6,370万株を公開価格で購入する。
CRTに資産を譲渡するのは大和ハウス工業と丸紅。IPOで調達する資金は正味で3億7,060万Sドル(約297億円)。CRTは東京、京都、佐賀で計4件の物件を取得する計画だ。またアジア太平洋地域でもショッピングモールの取得を目指す。
CRTは当初、昨年11月のIPOを目指していたが、実施を見合わせた。市況が良好でなかったためだ。しかし最近のメープルツリーの投資信託が人気を博したように投資家の投資意欲は回復しており、IPOに踏み切る好機と判断したようだ。
保有するショッピングモールの売り場面積は計18万平方メートルで、入居率はほぼ100%。安定的賃貸料収入が見込めるのが強みで、来年6月期の投資利回り予定は8%。

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