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社会

2010年4月10日

高等法廷が同性間の性行為に関する訴えを却下

高等法廷は4月9日、同性間の性行為を禁じる刑法377A節は不当とする2人の男性の訴えを却下した。
クエンティン・ロー裁判官は、刑法377A節は違憲ではないとする判決を下し、この法を存続させる廃止するかは法廷ではなく国会で決められるべきとした。
訴えたのは同性愛カップルのゲリー・リム氏(44歳)とケネス・チー氏(37歳)。2012年11月に刑法377A節は差別的であり、違憲だと訴えた。この刑法が1938年にシンガポールの法律に盛り込まれて以来、このように法廷に持ち込まれた初めてのケースとなった。
また両氏は、この刑法が男性同志の性行為のみ違法としており、女性同志の性行為は禁じていないことについても不当性を訴えた。この点についてロー裁判官は、原告から刑法377A節男性同志の性行為のみ違法としていると明示する証拠はされなかったと退けた。
原告の男性2人は判決を知り落胆し、法の目の中では自分たちは犯罪者なのだと失望したと語り、「多くのシンガポール人は、同性愛者は刑務所へ行くべきだとは考えていないと思う。平等で公正なシンガポールであることを望みます」とコメントした。
上告するかどうかは未定という。

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