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金融

2013年3月21日

通年の経済成長率予想、わずかに上方修正

シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)は3月20日、民間エコノミスト21人の経済見通しを発表した。第1四半期の国内総生産(GDP)増加率予想の中央値は前年同期比0.8%と前回調査の1.2%を下回った。しかし、下半期に景気回復の弾みがつくとエコノミストは見ており、通年の増加率予想は前年比2.8%と、前回の2.7%をわずかながら上回った。
MASは四半期ごとに、これらエコノミストから意見を聞き、中央値をまとめ公表している。第1四半期の成長率予想が前回を下回ったのは、1月の工業生産、国産品輸出が振るわなかったためで、低迷は2月まで続くとエコノミストは予想している。
部門別では、通年の卸売り・小売りの生産高予想は2%増と前回と同じだったが、ほかはわずかながらすべて前回を上回った。
物価上昇率予想は3.8%で変わらず。個人消費の増加率予想は3%から2.8%へ下がった。銀行の融資残高増加率予想は11.9%から14.8%へ上がった。
MASが調査を実施したのはキプロス議会が銀行救済策を否決する前だが、クレディ・スイスのエコノミスト、ワン氏は「事態がどうころぶにせよ、シンガポール経済にとり大きな下振れリスクとはならない」との見方を示した。

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