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経済

2013年3月25日

卸電力価格が下落、供給能力は需要の約2倍

第1四半期の卸電力価格は、昨年第4四半期同様、前期より下落した。最も低価格だったのは、春節休暇があったため電力需要が衰えた2月。
市場運営会社のエナジー・マーケット(EMC)によると、第1四半期の卸電力価格はメガワット(MW、1メガは100万)時194.44Sドル(約1万4,700円)。前期は205.52Sドル(約1万5,540円)だった。
発電市場では、トゥアス・パワーの101MWの発電所の操業開始などでシンガポールの総発電能力は1万701MWと、ピーク時の電力需要(6,000MW)のほぼ2倍になった。
9月にはケッペル、10月にはトゥアス・パワーのコンバインドサイクル発電所が、その後にもGMRエナジーのコンバインドサイクル発電所が操業を開始するため、電力供給能力と需要との差はさらに拡大する。
このため卸市場での競争は激しくなる見通しで、セムコープのタン・キンフェイ社長は、電力部門の利益率は低下が予想されるとの懸念を表明した。
マレーシア系RHBリサーチによると、YTLパワー・セラヤも価格競争が激しくなると予想している。
家庭向けも値下がりしており、第1四半期の料金はキロワット時26.28セント(約20円、前期は27.27セント、約20円)になった。

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