シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP成長期に入ったVFXビジネス、コスト面で懸念

経済

2013年3月26日

成長期に入ったVFXビジネス、コスト面で懸念

政府は双方向・デジタルメディア産業を成長分野に指定し、企業誘致を図ると同時に人材の育成を進めてきた。
このほど、F1ピット・ビルの大ホールを会場に、南洋理工学院付属双方向・デジタルメディア学院の最終学年生全員(308人)による作品展示が行われた。
ビジュアル・エフェクト(VFX)課程の学生も作品を展示した。VFXは、特撮を用いた映画やテレビドラマにおいて、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術。
代表的VFX工房の米リズム・アンド・ヒューズ・スタジオ(R&H)がコスト増から倒産したことを背景に、優遇措置で企業誘致を図る香港、台湾、シンガポールへ多数のVFX工房が移転した。R&Hが手掛けた作品はハリー・ポッターと賢者の石、ロード・オブ・ザ・リングなど多数に上る。
VGX工房のシンガポール進出で、先進技術が移転されるというプラス面が期待できる。しかしコスト面では、シンガポールは米国より安いが、韓国や台湾より高い。
地元工房ビビッドスリーのヨー取締役は、地場産コンテンツの創造に注力することがシンガポールのとるべき道との意見で「他人の知的財産取得を手伝うだけの請負会社になるか、自ら知的財産を生み出すかで大きな違いが生じる」と語った。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP成長期に入ったVFXビジネス、コスト面で懸念