シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPイスラム金融の振興、政府は断念

金融

2013年3月18日

イスラム金融の振興、政府は断念

マレーシアが支配的地位にあるイスラム金融でシンガポールはシェア確保を図ったが、振興を断念したようだ。政府は3月末が期限のイスラム金融ビジネスに対する優遇税率の失効を決めた。
イスラム金融ビジネスで上げた収入に対する優遇税率は5%だが、4月1日からは12%に戻る。
プライスウォーターハウスクーパース(PwC)によると、優遇税率が導入されて数年が経過したが、利用者はあまりいなかった。
マレーシア証券委員会によると、イスラム金融市場は1兆3,000億米ドル(約121兆円)の規模で、年15%の勢いで拡大している。同国は世界最大のイスラム金融市場で、スクーク(イスラム債)の世界発行残高で60%を占めている。
2年前、シンガポールからクアラルンプールに拠点を移した幹部人材あっせん業のプライス氏によれば、多数の外資系銀行がイスラム金融チームをマレーシアに設けており、チームをまとめることのできるベテランや、イスラム法順守を審査する専門職者らの需要がある。
イスラム金融で世界最大のHSBCは、英国、バーレーン、シンガポールなどの小口イスラム金融から撤退し、マレーシアとサウジアラビアに注力している。
しかしシンガポールにイスラム金融商品に対する需要はあり、複数の外国債券が販売された。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPイスラム金融の振興、政府は断念