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政治

2013年3月6日

賃上げ補助、予算国会の焦点に

3月5日、予算国会が始まった。焦点となったのは企業に対する賃上げ補助の賃金クレジット・スキーム(36億Sドル、約2,700億円)で、野党議員は、最も支援を必要としている中小企業より、多国籍企業や政府系企業など大企業を利するもの、などと批判した。
同スキームでは3年間にわたり、手当てを含む賃金が月4,000Sドル(約30万円)かそれ以下のシンガポール人社員に対する賃上げ分の40%を政府が負担する。
生産性引き上げ計画の一環だが、労働者党(WP)のイー議員は「生産性引き上げとの結びつきが薄弱」と批判。指名議員のリエン氏は「生産性が上がる保証はない。賃金補助は巨額の財政負担であり、企業補助でしかない」と述べた。
指名議員でジェイ・ジー・エンタープライジズ代表のディナカラン氏は、援助を最も必要としている小規模企業に的を絞った賃金支援が望ましいとの意見だ。
与党・人民行動党(PAP)のフー議員は、どの分野の企業も例外なく適用される制度の簡明さが利点で、より高い生産性を達成するため、息つく余裕を企業に与えると賛成意見を述べた。
労組出身のPAP議員、ザイナル・サパリ氏は、通常の賃上げを補助するだけの結果にならないよう希望するとくぎを刺した。
国会は予算案全体を審議したのち、省別予算案の審議に移る。

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