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2013年3月7日

「キズナ強化プロジェクト」参加日本人学生報告会

スクリーンショット 2015-12-07 19.22.493月7日、日本人会ボールルームで、日本政府が主催する「キズナ強化プロジェクト」に参加した日本人大学生、高校生による報告会が行われた。東北からの大学生15人および茨城県東洋大学附属牛久高校の生徒14人は2月28日から10日間、シンガポールに滞在。当地の大学生、ジュニアカレッジの生徒などとの交流プログラムを通じて、自身の震災体験と日本の復興の現状について情報を発信し、風評被害の払拭などに努めた。

 

 

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報告プレゼンテーションでは、まず高校生が学校教育、社会、食べ物などから感じたシンガポールと日本の違いについて述べるとともに、ジュニアカレッジの生徒と共同で制作した絵本を披露した。

 

 

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参加した木原優成君(東洋大学附属牛久高校2年)は、当地の生徒が英語と中国語などを話すバイリンガルであることに感銘を受けたという。「今回、多民族国家のシンガポールに来て、2ヵ国語を操る人に出会ったことで自分も日本だけなく、海外のいろいろな文化に目を向けたいと思うようになりました。英語ももっとしっかり勉強したいと思います。実はシンガポールに来る前、中華系の人が多い国なので反日感情があるのではと心配だったのですが、シンガポールの人はみんな本当にフレンドリーでした」。
大学生の参加者はシンガポールの4つの大学を訪問し、学生と交流。プレゼンテーションの中で、シンガポールには今も「福島・原発・危険」というイメージを持つ人がいる一方、キズナ強化プロジェクトで日本へ訪れたシンガポール人は、日本は安全だと認識していると報告した。そしてこのキヅナプロジェクトの重要性を訴え、国単位だけでなく、個人レベルでも日本とシンガポールとのつながりを深めていきたいと抱負を述べた。

 

 

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参加した福島大学3年の森山公一朗さん(写真右)は、震災復興の一助になりたいと考えてこのプロジェクトに参加したという。「今回、参加して絆について考えました。シンガポールの人 たちは本当にあたたかく自分たちを迎えてくれました。シンガポールへ来たのは初めてですが、教育レベルが高いこと、そしてまさにコスモポリタンだということが印象に残りました」。
同じく福島大学から参加した武藤有紀さん(写真左)は8年前、中学生のときにシンガポールへ来たことがあり、今回は国の変貌ぶりに驚いた。「工事があちらこちらで行われていて、さらに都会が進化していくように感じます。自分と同じ年代のシンガポーリアンが英語、中国語、日本語の3ヵ国語を操るのを目の当たりにして刺激を受けました。日系企業を訪問したのですが、いろいろな人種、国籍の人が職場にいて国際色豊かだなと改めて思いました」。また、シンガポールの大学生との話す中で、震災の風評被害について知ることがあったという。「シンガポール人の大学生が日本へ留学したいと思っていたのに、周囲に危ないからと言われ、断念したという話を聞きました。私は福島出身ではないのですが、福島の人は被災者であると同時に、中には福島は日本のイメージを悪くしている加害者だというような考えがあるようで残念に思います」。
「キズナ強化プロジェクト」は、アジア太平洋地域および北米地域の41ヵ国・地域から青少年を日本へ招聘し、復興支援活動体験を実施するとともに、東北の被災地の青少年を海外に派遣している。今年3月末までに、海外からの招聘と日本からの派遣を合わせて1万人の交流が予定されている。

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