シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPSドル安がさらに進行、年末には1米ドル=1.5Sドルの可能性も

経済

2015年6月11日

Sドル安がさらに進行、年末には1米ドル=1.5Sドルの可能性も

米国の利上げが市場予想より早く実施される可能性が浮上し、対米ドル相場でS(シンガポール)ドル安がさらに進んだ。

3月10日の外為市場では1米ドル=1.3872Sドル(約121円)と、2010年5月以来の安値を記録した。昨年7月23日以降では米ドルは12%上昇した。

資金が米ドルと米ドル建て証券に向かう勢いが強まった結果、ほかの域内通貨も対米ドルで下落した。中国の輸入が勢いを欠いたとの統計発表も米ドル高を後押しした。特に、一次産品輸出の割合が高いインドネシアとマレーシアの通貨下落が顕著だった。

米国では2月の雇用が改善したとの統計が発表されており、ダラス連邦準備銀行のフィッシャー総裁は、利上げは早期に行うべきと発言している。

アナリストは相場予想を修正しており、フィリップ・フューチャーズのリー氏は、年末には1米ドル=1.5Sドル(約131円)までSドル安になると述べた。

シンガポール金融管理庁(中央銀行に相当)の対応が注目されるが、4月に開催の金融政策会合では現行政策を維持する、と見るエコノミストが多い。Sドル安をさらに進めれば、生活費、ビジネスコストの上昇につながるからだ。

MASは1月に開いた臨時政策会合で、Sドル高誘導策を緩める措置を決定していた。

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