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国際

2013年2月7日

日本の海上保安庁とシンガポール警察沿岸警備隊とが連携訓練

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日本の海上保安庁とシンガポール警察沿岸警備隊(PCG)による連携訓練が、2月7日、シンガポール沖合にて実施された。
今回の訓練には、第3管区横浜海上保安部に所属する世界最大級の巡視船しきしまと、PCGのスピードボート2艇が参加。訓練の前半は、沖縄県宮古島の南東約133海里の公海上でシンガポール籍貨物船が武装した海賊の襲撃を受け、ハイジャックされたことを想定、アジア海賊対策地域協力協定情報センター(ReCAAP-ISC)および海上保安庁運用指令センターに情報が入り、ハイジャックされた船舶を巡視船しきしま搭載のヘリコプターで捜索するところから開始された。
スクリーンショット 2015-12-07 18.37.05しきしまがハイジャックされた船舶の役となり、ヘリコプターはしきしまの上空を旋回。該当船舶らしき船を発見したことを海上保安庁運用指令センターに通知して画像を送付、また、付近を漂流中の小型ボート上にハイジャックされた船舶の乗組員らしき者を発見し、ヘリコプターに吊り上げて救助する、という一連の流れが行われた。

 

 

 

 

スクリーンショット 2015-12-07 18.37.00続いて、しきしま搭載のヘリコプターがハイジャックされた船の前方から停船命令を発し、その間に船の後方から移乗・制圧班のメンバーが移乗、船内外を捜索後、甲板上で海賊を制圧するところまでが行われた。

 

 

 

 

 

スクリーンショット 2015-12-07 18.36.55訓練の後半は、シンガポール領海内を航行中の船に海上強盗が乗り込み、船内に立てこもったことを想定。シンガポールの海事港湾庁港湾オペレーションセンターよりPCG運用指令センターへ情報が入るところから開始された。PCGが被害にあった船舶の位置を特定後、シンガポール警察(SPF)の移乗・制圧班が出動、2艇のスピードボートで被害船舶役となったしきしまに接近して2ヵ所から乗り込み、船上で海上強盗を制圧するところまでが行われた。

 

 

 

 

 
スクリーンショット 2015-12-07 18.36.50日本に輸入される石油を積んだタンカーのほとんどがマラッカ海峡を通過することから、マラッカ海峡および周辺海域での海賊対策には日本と東南アジア各国が連携を強めている。海上保安庁では、2000年以降東南アジア各国およびインドとの連携訓練や乗船研修、意見交換などに継続的に取り組んでいる。
さらに、1999年10月、アルミニウムを搭載してインドネシアから日本へ向かっていた船舶アロンドラレインボー号が海賊にハイジャックされた事件をきっかけにアジア海域での安全確保の重要性が改めて認識され、アジア15ヵ国による国際会議に発展、アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)などによる国際的な協力体制の拡充が図られている。
今回の訓練は、アジア海上保安機関長官級会合(HACGAM)の海賊対策訓練の一環としても行われ、HAGCAM参加国であるインド、マレーシア、インドネシア、香港などの代表者が視察した。

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