シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP日本企業による直接投資、中国から東南アジアへのシフトが加速

金融

2014年10月21日

日本企業による直接投資、中国から東南アジアへのシフトが加速

日本政府が尖閣諸島を個人の持ち主から買い取ったことをきっかけに、中国で2012年後半に起きた反日暴動以来、日本から中国への直接投資が急減しており、代わって東南アジア諸国連合(ASEAN)への関心が高まっている。
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、日本の対シンガポール投資は変動が大きいが、それでも2013年の直接投資は3,550億円(認可ベース)と、前年の3倍近くに上った。
東南アジアに対する13年の直接投資は過去最高の2兆3,300億円で、前年のほぼ倍。日本企業は「ASEAN市場の拡大を楽観している」(石毛博行理事長)という。対中投資は8,870億円で17%の減少だった。
日本政府は企業家に対し投資の中国集中を避けるよう注意を促しており、石毛氏によると、中国について日本企業の中国統括本部がとる見方より、日本本社の見方の方が悲観的なことが多い。
中期的に有望な投資先に関する意識調査では、中国が1位から4位に後退し、市場拡大の見込みがあるインドネシアが1位に躍進した。
人件費の高騰も中国が投資先として魅力を減じている理由だ。同国の賃金はタイ並み。インドネシア、フィリピンなどを大きく上回っており、労働集約型機能を中国から移転させる動きが顕著だ。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP日本企業による直接投資、中国から東南アジアへのシフトが加速