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社会

2014年3月28日

中国からの観光客、MH370便の影響で激減

〈クアラルンプール〉
マレーシア航空(MAS)のMH370便が3月8日未明にベトナム南方海上で消息を絶った事件の影響で、マレーシアを訪れる中国人観光客が激減している。

中国の旅行代理店によると、中国人にとりマレーシアは人気の海外旅行先となっていたが、マレーシア政府が乗客の家族に対して十分な情報を提供しなかったとして怒りを表しており、マレーシア旅行のキャンセルが相次いでいる。マレーシアの印象が非常に悪化しており、マレーシアやシンガポールへの団体旅行には月間で30-40人が参加していたが、現在は問い合せすらする客もいないという。

中国のインターネット大手、新浪(SINA)が、2万1,000人を対象に実施した調査によると、77.5%がマレーシア旅行の意思決定にMH370の事件が影響すると回答した。鳳凰網の調査によると、物的証拠もないのにナジブ・ラザク首相が墜落だと断定したことについては、28%が「信用しない」と回答。マレーシア側の対応について「欺瞞」との回答が30%にも達し、マレーシア側への不信感が高いことが伺われる結果となった。

マレーシアは今年2,800人の外国人観光客を誘致し、観光収入を760億リンギを目標に掲げている。しかし、中国人観光客が全体の12%を占めていることから、目標達成が厳しくなることが予想されている。観光省によると、2013年は179万1,423人がマレーシアを訪れた。

マレーシア政府は2014年を「ビジット・マレーシア2014」(2014マレーシア観光年)の推進キャンペーンを行っていたが、事件を受け当面自粛する考えを示した。

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