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経済

2015年12月7日

チューリッヒ保険、生保事業を撤収

〈シンガポール〉

スイス最大の保険会社チューリッヒ・インシュアランス・グループは、シンガポールの生命保険部門を閉鎖する。閉鎖発表は急だったようで、閉鎖をオンライン報道で初めて知ったという金融仲立業者もいた。

 

チューリッヒ保険は11月30日、12月1日をもってシンガポールにおける生保の加入申請受け付けを停止すると発表した。既に加盟している客には35人のチームが対応するという。損保部門は維持する。

 

シンガポール金融管理庁(MAS)はチューリッヒ保険から、生保業務停止の通知を受けたことを確認した。保険購入を申し込んでいる客は30日以内であれば取り消せる。

 

チューリッヒ保険は7~9月に損保部門が赤字に陥っており、英RSAインシュアランス・グループ買収計画も取りやめた。アラブ首長国連邦、英国の損保部門を縮小する。コスト削減も図る。2日にはマーティン・セン最高経営責任者(CEO)の辞任を発表していた。

 

金融仲立人、アバリス・フィナンシャルのモハメド・サリム最高経営責任者(CEO)によれば、シンガポールにおいてチューリッヒ保険は損保部門を2004年に売却したことがあり、部門閉鎖は2回目。「今回のことからわれわれは、多国籍の保険会社が、本来果たすべき責任を果たすかとの教訓を学ぶ必要がある」と語った。

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