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日系企業

2013年2月4日

F&N持ち株、キリンがジャルーンに売却

キリンホールディングスは2月1日、フレーザー・アンド・ニーブ(F&N)に対する持ち株(発行済み株式の14.76%)をタイ系TCCアセッツに譲渡することを決めたと発表した。
TCCアセッツは有力実業家ジャルーン氏所有企業で、F&N買収提案で¬¬オーバーシーズ・ユニオン・エンタープライズ(OUE)と争い、競り勝っていた。
TCCアセッツは、株式公開買い付け(TOB)提案に対する応募分を含め、既にF&N発行済み株式の54.01%を手中にしており、買収が成立していた。このためキリンは、F&Nを中核的パートナーとして東南アジアの飲料戦略を展開していくことが困難になったと判断し、売却を決めた。
キリンは当初、OUEに持ち株を譲渡する方針だった。OUEによるF&N買収が成立した後に、キリンがF&Nの飲料食品部門を買収するとOUBと合意していたが、OUEがF&N買収を断念したことで、合意も解除された。
TCCアセッツへの持ち株譲渡でキリンは20億Sドル(約1,500億円)の売却収入、470億円(税引前、1Sドル=73.66円で計算)の売却益を計上する。
TOB価格は1株9.55Sドル(約714円)。TOB提案への応募期限は2月18日。F&N(リー・シェンヤン会長)は年商36億Sドルの企業(約2,700億円)。

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