シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP世界的な食糧価格の上昇、東南アジアへの影響大

経済

2014年3月12日

世界的な食糧価格の上昇、東南アジアへの影響大

穀物生産国であるウクライナの政治情勢と天候不順で国際食糧価格が上昇しており、東南アジア諸国の物価を押し上げる可能性が高いが、シンガポールは通貨高などで影響を軽減できる見通しだ。

国連食糧農業機構(FAO)がまとめている食品価格指数は2月に、前月比で2.6%の大幅上昇だった。ウクライナとロシアをめぐる緊張で穀物価格が上がっており、3月10日、米国の小麦先物の値上がり率は4.6%と、1日の動きでは17ヵ月ぶりの大幅増だった。

ウクライナとロシアで世界小麦供給量の17%を占めており、とうもろこし輸出でもウクライナは世界3位。

東南アジアでは消費者物価指数(CPI)に占める食品の比重が大きいため、食品の値上がりは高インフレにつがなりやすい。シンガポールでは食品の比重は22%と比較的軽い。みずほ銀行のエコノミストは、シンガポールドルが強く、またシンガポールは輸入食品の調達先が多様なため、影響は軽減される見通しだ。

食品から調理済み食品を除いた場合のCPIにおける比重は、シンガポールでわずか9%。これに対しフィリピンは36%、タイ33%、インドネシア20%、マレーシア19%。インドネシアとマレーシアではガソリン・食品補助が削減されており、インフレ圧力が増している。

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