シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPGICの過去20年間の運用成績、3月期は4.1%

金融

2014年8月4日

GICの過去20年間の運用成績、3月期は4.1%

外貨準備を運用している国営投資会社のシンガポール政府投資公社(GIC)は8月1日、3月末までの過去20年間の投資利益率(実質)は年率4.1%だったと発表した。昨年3月末の運用成績は同4%だった。世界金融市場の回復が利益率改善の背景にあるという。
GICは株式非公開会社のため決算内容を公表する義務はないが、国民への説明義務から運用成績など一部の情報を公開している。
発表会見でリム最高投資責任者は「資産価格が上昇しており、また金利も上がる見通しのため、この先、証券投資には陰りが見られる」との見解を示した。
米国発の2008~09年の金融危機後、資産価格は上昇したが、経済成長見通しは改善しておらず、金利も上昇の可能性があり、この先2~3年は向かい風と予想されるという。
過去10年間の投資利益率は米ドル換算で年率7%と、参考値の6.7%を上回った。過去5年間の名目利益率は同12.4%で、参考値の13.9%を下回った。
GICは1,000億米ドル(約10兆2,560億円)超の資産を運用しており、主に先進市場に投資してきたが、最近は新興市場への投資を増やしている。
最近の投資では、中国の乳製品メーカー華夏畜牧、インド最大の電子商取引業者フリップカートに出資した。

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