シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP2通貨での上場を容認、売買時の通貨選択も自由

経済

2012年3月26日

2通貨での上場を容認、売買時の通貨選択も自由

シンガポール取引所(SGX)は2つの通貨建てによる株式上場を認めると発表した。上場投資信託(EFT)にも適用する。

投資家はどちらの通貨で購入しても、別の通貨で売却することが可能。2通貨建ての第1号は香港系ハチソン・ポート・ホールディングスで、現在は米ドル建てだが、Sドルとの両建てとする。

利用可能な通貨は、シンガポール、米国、香港、豪州の通貨だが、ニーズがあればほかの通貨も導入する。

現在の外貨建て銘柄はジャーディン・グループ企業など18社。ETFでは93本のうち88本が外貨建て。新規株式公開(IPO)の際、2通貨建てが認められるかは不明。

ファイナンス会社のNRAキャピタルによると、ハチソン・ポート・ホールディングス株価は公開価格(1.01米ドル, 約83円)を下回ってきた。米ドル相場が下落を続け、為替差損のリスクが生じることが影響したようだ。Sドル建てを加えることで関心を持つ投資家が増える見通しだという。Sドル建てであれば両替手数料も不要になる。

2通貨建てでは、投資家は為替相場をにらみ売買時期を工夫することで、為替差益を得ることが可能だが、アナリストは、個人投資家の場合、差益は得てもわずかとみている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP2通貨での上場を容認、売買時の通貨選択も自由