シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外国の証券会社、遠隔会員として証取に参加

金融

2010年12月28日

外国の証券会社、遠隔会員として証取に参加

シンガポール取引所(SGX)は外国に拠点を置く証券会社を遠隔取引会員として認める方針だ。シンガポールに居住しない外国人投資家向けの制度で、外国人が投資しやすい環境を整え、投資を促す。現在は複数の仲介者を介して取引が行われている。

SGXによると、現行方式では海外の投資家の身元確認が困難で、市場参加者に対する管理が適切に行えない。遠隔取引会員制度を導入すればSGXの国際性が増し、流動性の増大にも貢献するという。

遠隔会員は本国の取引規則を順守する。決済はSGXの決済会員を通じて行う。

SGXは豪州証券取引所(ASX)との合併が決まっているが、一方の証取の仲買業者が相手方の株式をどう取引するかについては不明だった。オブザーバーによれば、遠隔取引会員制度はこの問題点に対するシンガポール側の回答になるという。

遠隔会員は株式、デリバティブ(金融派生商品)の両方を扱える。会員条件としてSGXは、◇資本金が100万Sドル以上◇適切なリスク管理を採用――などを提案している。遠隔会員の側に会費滞納があった、あるいはSGXが会員として不適切とみなした場合、会員資格が停止される。

SGXは制度改革に対する意見を業界、一般から募集する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外国の証券会社、遠隔会員として証取に参加