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経済

2010年12月14日

リサイクル奨励、ごみシュートが障害

シンガポールのごみリサイクル率は58%と、スイスなど先進国の80%前後と比べるとやや見劣りする。リサイクル活動に参加している世帯の割合も頭打ちになっている。リサイクル奨励に最大の障害となっていると考えられるのが、公営住宅や民間アパートの台所に必ず設置されているごみ投入口だ。

ごみ排出量は年間610万トン。再利用されているのは349万トンで、うち家庭ごみの分はわずか36万トン。

リサイクル計画が導入されたのは2001年で、計画に参加している世帯の割合は当初15%だったが、昨年は63%まで上昇した。しかし過去3年は伸び悩んでいる。

再利用に不熱心な理由として、ごみシュートがあまりに便利ということのほか、再利用可能なごみの収集ボックスの絶対数が少なく不便(公営住宅団地5ブロックにつき大型のボックスが2つ)などの点がある。ボックスが便で汚損されることもある。

シンガポール環境委員会によれば、昔はくず物屋がおり、ごみの再利用システムが機能していたが、経済の発展に伴いこうした業者も減り、リサイクル率は低下した。

国民にリサイクルを促すには啓発・教育活動が必要との意見は多く、著述家のコー氏は「リサイクルは生活の一部になる必要がある」と語った。

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