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金融

2010年12月10日

来年の経済成長率予想は5.1%、MAS調べ

シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)は12月8日、民間エコノミスト22人に聞いた来年の経済予想を公表した。国内総生産(GDP)増加率予想の中央値は5.1%。今年の増加率(推定15%)の約3分の1だが、好調だった今年との比較であるため、減速は自然な流れのようだ。政府予想は4~6%。

分野別成長率はいずれもプラスで、製造が5.6%、金融サービスが7.5%、ホテル・レストランが6.3%、個人消費が5.0%の予想だ。カジノ総合リゾートの存在がサービス業の成長に貢献する見通しだ。

失業率は2%へ低下の予想。現在の失業率は2.1%。石油・再輸出を除く輸出(NODX)は12%増の予想だ。

今年の外為相場は9.3%のSドル高で、現在は1米ドル=1.29Sドル。来年末の相場予想は1.24Sドル。強いSドルは輸出志向の製造業には不利で、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのエコノミストは、人件費の上昇、外国人労働者雇用規制の強化も製造業が直面する課題と指摘。空洞化の懸念があると述べた。

物価上昇率予想は2.9%とやや高め。バークレイス・キャピタルのエコノミストは、今年の経済成長で富が創造されたため、内需が拡大し、インフレ圧力が増すとの見通しを示した。

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