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経済

2010年12月10日

新規株式公開、来年も勢いを維持の見通し

今年の新規株式公開(IPO)市場は年初は低迷したものの、徐々に勢いを増し、これまでに31社が株式を公開。計63億8,000万Sドル(約4,069億円)の資金を調達した。昨年のIPOは通年で23件、調達額は32億1,000万Sドル(約2,047億円)だった。来年も今年の勢いが続く見通しだ。

マレーシア系CIMB銀行によると、中国、東南アジア、ロシア企業から上場の問い合わせがある。OCBC銀行によると、政府系メープルツリー・インベストメンツによる商業不動産の投資信託を含め、数件の不動産投資信託(REIT)の上場が見込める。メープルツリーはこの10月に工業REITを上場し、11億9,000万Sドル(約759億円)の資金を調達した。

JPモルガンにもIPOを希望している企業から問い合わせがあり、この先数カ月で12件余りのIPOが予想される。

ディールロジックのまとめによると、1~11月の世界のIPOは1,241件で、2,538億7,000万米ドル(約21兆2,895億円)を調達した。アジアでの資金調達が半分以上を占めた。最大のIPOは中国農業銀行の221億米ドル(約1兆8,533億円)。

先行きIPO市場は、朝鮮半島情勢や欧州の複数国における国家債務問題の成り行きに影響される見通しだ。国内要因では新年度予算が挙げられる。

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