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社会

2010年12月8日

赤十字社で職員が着服、募金が停止に

シンガポール赤十字社で職員による着服事件があり、慈善事業コミッショナー(COC)は、警察の捜査が終わり、再発防止策が講じられまで、募金活動を停止するよう命じた。また来年予定していた、赤十字社のガバナンス状況を評価する検査も前倒し実施する。

赤十字社は12月5日、女の職員が2月以降、計9万Sドル(約570万円)を着服していたとして警察に届け出た。内部監査で金額の数字が合わず、不正行為が発覚した。

赤十字社は、自然災害などに見舞われた国から支援要請があった場合、義援金を募る。最近では、豪雨、洪水被害にあった複数の近隣国への支援で、10月に100万Sドル(約6,350万円)を集めた。年内は募金の予定はもうない。

赤十字社のクリストファー・チュア事務局長は6日、寄付提供者に対する謝罪声明を発表。「この事件を深刻に捉えており、こうしたことが再び起こらないよう、あらゆる措置を講じる」と約束した。横領事件は1949年の発足以来、初めて。

着服していたとされる職員は財務局の管理職補佐で、昨年初頭、臨時職員として雇用され、同12月に正職員に登用された。

COCはまた、ほかの慈善団体にも内部管理を徹底し、資金の流用、乱用防止に努めるよう呼び掛けた。

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