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経済

2010年12月3日

メディアコープ相手の訴訟、新興企業が勝訴

新興企業のレコードTVが、政府系テレビ放送局のメディアコープを相手取り起こした訴訟の上告審で勝訴した。この種の裁判は初めて。

レコードTVは、メディアコープが提供する無料のテレビ番組を、記録し、好きな時に見ることができるサービスを2007年に開始した。

メディアコープはサービスの停止を要求する文書をレコードTVに送付。著作権侵害訴訟を起こすと警告した。レコードTV側は「メディアコープの主張は事実無根。同サービスに対する利用者の関心がそがれ、レコードTVの資金調達計画にも支障をきたした」とし、高等裁判所に提訴した。

高裁は昨年、「レコードTVはメディアコープの知的所有権を侵害していないが、利用者による侵害を手助けした」との判断を示した。

レコードTVはこれを不服として終審裁判所である控訴裁判所に上告。チャン・セクキョン首席裁判官ら3人の判事は「レコードTVのサービスは、利用者がメディアコープの番組を楽しむのを便利にしているだけ。メディアコープに登録した利用者は視聴の権利を与えられている」と、著作権侵害には当たらないとの判断を示した。

さらに「レコードTVの斬新な技術の利用を抑制するのでなく、奨励した方が大衆の利益になる」とした。実質的にすべての家庭がメディアコープにテレビ税を納めている。

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