シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPEUの化学物質禁止措置、三井化学には影響なし

日系企業

2010年12月3日

EUの化学物質禁止措置、三井化学には影響なし

欧州連合(EU)は、化学物質のビスフェノールA(BPA)を含有する哺乳(ほにゅう)瓶を2011年半ばからEU全域で禁止する。シンガポールでは三井化学がBPAを生産しているが、包装材料、CDなど主に工業用途に向けられているため、業務への影響はないという。

EUはBPAを含むポリカーボネート製哺乳瓶の生産を3月1日から禁止し、販売、域内への輸入を6月1日に禁止する。BPAは妊婦や乳幼児の健康に悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、カナダは世界で初めてBPAを有毒な化学物質と断定した。オーストラリアでも禁止される予定だ。

三井化学の子会社、三井フェノール・シンガポールの永松茂樹副代表によると、シンガポールのBPAプラントは年23万トンを生産し、中国、東南アジア市場に供給しているが、主に工業用のため、EUの措置の影響は受けていないという。

三井化学のシンガポールでの累積投資額は10億Sドル超で、フェノール、BPAおよびエラストマー工場を経営している。フェノールはBPA原料で、三井化学は世界2位のフェノールメーカー。世界1位を目指しており、シンガポールでの生産能力の拡大を検討している。時期は未定で、需要次第だという。

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