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国際

2011年8月24日

民間の欧州ソブリン債保有残高、GDPの2.8%

欧州連合(EU)加盟の複数国で債務不履行の危険性が高まっているが、クレディ・スイスによると、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペインが発行した国債の、シンガポール民間部門の保有残高は合計で、シンガポール国内総生産(GDP)の2.8%だという。
シンガポール金融管理庁(MAS)によると、シンガポール居住者に対する融資残高で、ユーロ圏の銀行の占める割合は10%以下。地元銀行の欧州銀へのエクスポージャーはわずかで、ユーロ圏の財政危機が悪化しても大きな影響を受けないという。
エコノミストは、欧州の銀行が資金不足を補うため、シンガポールおよびアジアからファンドを引き揚げる可能性を指摘している。
クレディ・スイスのエコノミストは、ユーロ圏加盟国が債務不履行に陥っても、シンガポールの銀行は損害を償却すれば済むが、欧米の景気後退の方が影響が大きいという。シンガポールの対ユーロ圏輸出はGDPの13%、対米輸出は同10%と比重が大きい。
米金融誌グローバル・ファイナンスがまとめた安全な銀行ランキングで、DBSグループは19位、OCBCは25位、UOBは26位といずれも順位を上げた。アジアだけの順位では3行が1~3位を占め、4、5位が中国の銀行だった。

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