シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPGDP予想を下方修正、リー首相メッセージ

経済

2011年8月11日

GDP予想を下方修正、リー首相メッセージ

リー・シェンロン首相は建国記念日前日の8月8日夜、テレビ放映された国民向けメッセージで、通年の国内総生産(GDP)成長率予想を5~7%から、5~6%へ下方修正したと明らかにした。欧州、米国、日本が直面している課題に触れ「この先数年はさらに急速な変化、びっくり現象が起こる」と時代の転換点が近づいていることを強調した。
首相演説の録画は放映から1週間前で、米国債の格下げを受けた世界株安が起こる前。報道機関の取材に対し首相府は「主要国、地域の見通しはさらに不透明になったが、今の時点でさらに成長予想を下方修正するのは時期尚早」とした。
リー首相は政府の長期的取り組みとして、住民の技術・技能、生産性を上げ、外国人労働者への依存を軽減すること、若者への教育を充実させ、豊かな家庭を構築することを挙げ、「一夜にして成果が生じることはない」と長期的視野を求めた。
先の総選挙で体制に対する不満が噴出したことについて「若い世代は慣習にとらわれない意見を望んでおり、解決法の策定作業に参加したいと思っている。こうした姿勢を歓迎する」と述べた。
社会のあらゆる層への働き掛けを強め、国民の想像力、エネルギーを政策に活用するという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPGDP予想を下方修正、リー首相メッセージ