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IT

2010年10月28日

米サヴィス、クラウドコンピューティングでアジア事業拡大を目指す

米サヴィス(Savvis)は、9月27日、マーク・スミス氏をアジア・パシフィックおよび日本のマネージングダイレクターに任命、情報技術(IT)分野で引き続き高い成長が見込まれるアジア、特に中国、インドでの事業拡大を目指す。
10月5日にシンガポールで開催されたメディア関係者との昼食会の中で、米サヴィスのチェアマン兼最高経営責任者のジム・オーズレー氏は、クラウドコンピューティング、特に社内で独自システムを構築している多国籍企業をターゲットにプライベート・クラウドに力を入れていくと語った。氏によると、近年企業のIT関連費用の60%~80%は保守に割かれており、新しいアプリケーションの導入などにかけられている費用は数パーセントに過ぎない。プライベート・クラウドにより企業は保守費用の大幅な削減が見込めるという。

プライベート・クラウドは、ネットワークを介してユーザがサービスを受ける形になるため、ユーザ側ではネットワークに接続できてブラウザが利用できるなど、最低限の環境があれば良い。端末ごとにアプリケーションをインストールして使用する場合に比べて保守も容易だ。

但し、業務によっては特定のデータは国内でのみ管理しなければならないといった規制があり、グローバルなプライベート・クラウドが導入しづらいケースもある。サヴィス社は、管轄の官庁や業界関係企業、顧客などとの対話を進めることで、プライベート・クラウドによって業務の効率化や成長を図ろうとする企業の活動を規制が阻害することのないよう、今後も働きかけていくという。

オーズレー氏は「30年前には給与計算を社外に任せるなどほとんど考えられなかったが、現在ではアウトソーシングが当たり前になっている」と指摘、業務システムのアウトソーシングともいえるプライベート・クラウドが、ビジネス全般でアウトソーシングがあまり進んでいないとされるアジア各国で今後広がることへの期待を示した。

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