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社会

2010年9月9日

パシル・リス海岸、依然水泳に不適

国家環境庁(NEA)は9月7日、レクリエーションに利用される海岸の水質に関する検査結果を発表した。北東部パリル・リス海岸の水質は細菌汚染がはなはだしく、3年連続で水泳など全身が水に接触する活動に不適とされた。

採取したサンプルのうち、100ミリリットル中のエンテロコックス菌(腸球菌)が200個以上と、世界保健機関(WHO)の基準を上回ったものが7%あった。腸球菌は、嘔吐(おうと)、下痢など胃腸病を引き起こす可能性がある。

この菌は動物、人の糞便に存在する。海岸近くのタンピネスとチャンギに小規模の汚水処理場があり、廃液を海に流している。沖合の潮流は汚水を拡散できるほど強くないという。配管から未処理の下水が流出している可能性もある。海上に停泊している船舶からの下水の投機も原因の1つに考えられる。

下水処理施設は廃止の予定で、現在、撤去作業が行われている。来年の水質検査は8月で、結果が判明するまで水泳を控えるようNEAは勧告している。

セントーサ、セレター島、センバワン・パーク、チャンギ、イースト・コースト・パークの海岸の水質はいずれも検査を合格した。

NEAは2007年まで、大腸菌を検査基準に利用してきたが、腸球菌の方が健康被害の指標として適切と判断し、変更した。

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