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建設

2011年3月10日

フィンランドのネステ、バイオ燃料工場開所

フィンランドのネステ・オイルは3月8日、トゥアスに建設した世界最大の再生可能燃料工場を開所した。しかし原料であるパーム油価格が高騰しており、マッティ・リエボネン最高経営責任者(CEO)は、代替原料の研究に注力する方針を明らかにした。
工場投資額は5億5,000万ユーロ(632億円)で、年産能力は80万トン。テオ・チーヒエン副首相(国防相)が式典に出席した。
ネステは研究開発(R&D)費の80%をパーム油に代わる原料の開発に充当する方針で、微生物、藻、木材廃棄物が有力候補。
しかしリエボネン氏によると、研究の成果が現れるのは先の話で、藻の燃料利用は少なくとも6年先。微生物の燃料利用はこれより早期に実現が可能だが、十分な量の微生物の確保が困難だという。
テオ副首相は、政府としてバイオ燃料原料の分野での地元研究機関の能力を高めると表明。側面支援を約束した。
ネステはマレーシア、インドネシアから輸入するパーム油と、パーム油生産時の副産物、および豪州、ニュージーランドから輸入する動物油脂を原料にバイオディーゼルを生産している。販売先は欧米市場。
オランダのロッテルダムでもシンガポール工場と同規模のバイオ燃料工場を建設中だ。

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