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金融

2011年1月4日

産業活動向け銀行融資が増加

産業活動向け銀行融資が増加している。シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)によると、10月の企業向け貸出残高は前月比0.8%増の推定1,660億Sドル(約10兆5,144億円)で、2008年10月に記録された過去最高(1,632億Sドル、約10兆3,371億円)を上回った。経済が堅調に推移していることを示すもので、世界的景気低迷で資金需要が縮小した1年前と対照的だ。
年初の貸出残高は1,540億Sドル(約9兆7,544億円)。前月比で最も増加率が大きかったのは9月の2.5%で、08年9月の2.9%以来の大幅増。
英系HSBCシンガポール支店によると、業務拡大、または世界的経済危機の間、控えた設備投資の復活目的に資金を取り入れる企業が増加している。
貸出残高が顕著に増加しているのが建設業。マリーナ海岸高速道路など政府発注の大型インフラ・土木工事が主因だ。石油・ガス分野への融資も増加している。
OCBC銀行によると、貿易の拡大を背景に、輸出入業務に携わる会社や一次産品業者の資金需要が増加している。
DBS銀行によると、中小企業では軽工業、貿易、精密エンジニアリング業を中心に、施設を賃借から所有に変更するため融資を受ける動きが目立った。賃貸収入を上げる目的で商工業施設に投資する動きも中小企業の間で見られるという。

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