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経済

2010年5月11日

ギリシャ財政危機、影響はわずか

ギリシャの事実上の財政破綻で欧州が揺れているが、シンガポール経済への影響は軽微とエコノミストは見ている。ギリシャと、同危機の影響が取りざたされているポルトガル、スペインへのシンガポールの輸出は総輸出の0.3%で、DBS銀行のアービン・シア氏は「シンガポールの実体経済への影響は限定されている」と語った。

アクション・エコノミクスは「財政危機が、米国発の金融危機のように制御不能になれば経済に影響する。世帯、企業とも世界不況から脱しつつあったところで、再び支出を控える可能性もある」とした。

しかし、米のサブプライムローン(信用度の低い個人向け住宅融資)のような深刻な問題に発展しない限り、シンガポールが大きく影響を受けることはないというのが大方のエコノミストの見方だ。

ギリシャ、スペイン、ポルトガルが欧州以外で抱える対外債務は計1,500億米ドル(約13兆7,300億円)相当と比較的規模は小さく、欧州連合(EU)も対策に乗り出しており、事態悪化の可能性は低い。

EUはシンガポールの主要輸出相手で、総輸出の12%を占めている。ユーロ安で消費者のアジア製品需要が低迷する可能性があるが、シンガポールの輸出は薬品原料、高付加価値電子部品などが中心で、消費需要の影響は受けにくい。

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