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経済

2010年4月28日

セムコープ、水処理業者を買収へ

造船、リグ建造などを手掛ける大手政府系企業のセムコープ・インダストリーズは4月26日、米ニューヨーク証券取引所上場のオランダ系水・廃水処理会社、カスカルを買収すると発表した。セムコープの水処理能力は50%増大する。

セムコープのタン・キンフェイ最高経営責任者(CEO)によると、カスカルは南アフリカ、中南米、インドネシア、フィリピンなどセムコープが進出していない国・地域で業務を行っており、買収でセムコープの水・廃水処理施設は11ヵ国計31ヵ所に増加する。

セムコープはカスカル株式を1株6.75米ドル(約635円)で買い付ける。発行済み株式の58.4%を保有している英バイウオーター・インベストメンツは持ち株を譲渡する意向を表明している。発行済み株式数で買収提案に応じた株主が80%以下の場合、買い付け価格は同6.4米ドル(約602円)。

カスカルを完全買収した場合のセムコープの投資額は約2億600万米ドル(約194億円)になる。セムコープは、国内のほか、英国、中国、中東など10ヵ所で水処理場を運営しており、年商は2億Sドル(約138億円)余り。

カスカルの年商は1億6,340万米ドル(約154億円)で、半分強を英国で上げている。買収成立後、上場を廃止する。バイウオーターは債務返済で資金が必要なことから売却を決めた。

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