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経済

2009年6月11日

来年のGDP予想、当分修正はなし

来年の国内総生産(GDP)について、金融機関のエコノミストは2.4~6.2%の拡大を予想している。今年のGDP予想については鉱工業生産高など産業統計が出るたびに修正の動きが見られるが、来年については当分、修正は施されない見通しだ。
来年について最も楽観的なのは米シティのキット・ウェイゼン氏で、6.2%のGDP拡大を予想している。ただキット氏は比較となる今年の生産高が少ない点に留意する必要があると指摘した。
OCBC銀行の予想は2.4%の拡大で、エコノミストのセレナ・リン氏は「上方修正できるだけの急な需要回復は起きていない。シンガポール経済は米経済に大きく左右される」と述べた。
アクション・エコノミクスも同様の見解で、年末の動向が来年のGDPを左右するとしている。英バークレイズ・キャピタルは来年、4%の成長を予想している。
一方、英スタンダード・チャータード銀行は来年のGDP予想を最近、2%から4.4%へ上方修正した。しかしアルビン・リュー氏は「予測不能の出来事で今年、2番底(短期間の経済拡大を挟んだ再度の景気悪化)が生じれば、来年のGDP成長を下方修正する必要が生じる」と指摘。リスク要因として新型インフルエンザ(H1N1型)を挙げた。

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