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金融

2009年5月27日

ケッペルのSPC持ち株売却、キャッシュフローが焦点

世界第2位の石油会社、中国石油天然気(ペトロチャイナ)がケッペルから、シンガポール・ペトロリアム(SPC)持ち株すべて(発行済み株式の45.5%)を取得するとの報道を受け、5月25日の市場ではケッペルとSPC株に買い注文が殺到し、株価が高騰した。
ペトロチャイナは総額14億7,000万Sドル(約965億円)で取得し、残余株を買い付ける。ケッペルは6億6,000万Sドル(約433億円)の売却益を手にするが、手元資金を厚くする必要があるための売却との観測が浮上している。
ケッペル子会社のケッペル・ランドは株主割当で7億Sドル(約459億円)余りの資金調達を計画しており、ケッペルは親会社として割当に応じる。
リグ(油井掘削装置)の注文キャンセルへの対応も必要だ。顧客の1社、ロワンがリグ4基の支払い時期をめぐりケッペルに再交渉を要請しており、DBSビッカーズのアナリストによると、残金がすべて引き渡し時の支払いになった場合、ケッペルには6億Sドル(約394億円)余りの手元資金が必要になるという。
ペトロチャイナは外国での資産買収を積極的に進める方針を表明していた。SPCは製油会社のシンガポール・リファイニング(日量29万バレル)に50%出資しており、この製油資産がペトロチャイナには魅力のようだ。

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