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IT

2009年2月10日

省電力チップ、NTU参加のチームが開発

シンガポールと米国の研究チームが、消費電力がこれまでの半導体チップの30分の1で済む画期的チップを開発した。性能は7倍高いという。
チップの大きさは縦横2ミリで、電子機器への組み込みが実現すれば、充電が2週間に1回で済む携帯電話、一生使っても消耗しない体内埋め込み機器などが可能になる見通しだ。
開発したのは、南洋理工大学(NTU)電気・電子工学回路部門のヨー・キアットセン准教授が参加するチームで、米サンフランシスコで開催された半導体回路技術の国際会議、国際ソリッドステート回路会議で発表した。
コンセプトを2005年に考え付いたのはライス大学のクリスナ・パレム氏。同氏はNTUナノエレクトロニクス研究所にも所属している。
チップの性能を最大限引き出すためには、チップが発生する「ノイズ」を消すための、より多くの電力が必要だ。ヨー准教授のチームは「ノイズ」を利用し能力を向上させることに成功した。試作品開発までに数千時間を費やした。
試作品が出来上がったのは昨年12月で、チームの予想を超える性能を発揮したという。世界最大の半導体チップメーカー、インテルの研究室も優秀さ認めた。製品化まで4年を要する見通しだ。

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