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政治

2010年12月17日

PKR離脱のザイド氏、国民幸福党党首に 第3勢力として活動へ

〈クアラルンプール〉
人民正義党(PKR)党役員選挙の不正を理由に離党したザイド・イブラヒム元首相府相が12月15日、合流したばかりの地方政党、マレーシア人民正義戦線(AKIM)の年次総会で新党首に指名された。同総会では、党名を国民幸福党(KITA)に改称することも決まった。
ザイド党首は、来年1月19日に党内会議を開催し、党役員人事、党のロゴ、党則を発表する予定。ザイド党首は、野党連合・人民同盟(PR)には入らず、第3勢力として活動していく方針を明らかにした。他の政党と正面切って争うことはせず、政策が合えば是々非々で協力していく考えだという。
ザイド氏は次期総選挙で十分に戦っていける全国的政党となることを目指し、マレー政党から多民族政党に脱皮する考え。党に不満を募らせているPKRの現役下院議員5人(ウィー・チョーキョン、ズルキフリ・ノルディン、モハマド・ザハレイン・ハシム、タン・ティーベン、モハシン・ファズリ・サムスリ)が合流する可能性も浮上している。またサバ州で近く誕生するとみられるキティンガン元PKR党首補の新党と連携していくとみられている。
AKIMは1995年に汎マレーシア・イスラム党(PAS)から分裂してできたマレー系政党で、クランタン州を拠点に活動するが過去の総選挙ではいずれも敗北している。
法律家であるザイド氏は2008年の第2次アブドラ内閣組閣で民間人として首相府相に抜擢されたが、その後、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)の国内治安維持法(ISA)政策を批判してわずか半年足らずで辞任。その後、野党に急速接近したことを咎められてUMNOを除名され、昨年6月にPKRに入党していた。2010年のPKRの党役員選挙の投票は支部単位で行われたが、選挙不正が相次いで見つかったことなどに絡んで副党首選に名乗りを上げていたザイド氏が離党するなど内部対立を露呈、アンワル氏の指導力に疑問符を投げ掛ける声も公然と上がっていた。

提供:日刊アジアインフォ

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