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政治

2010年12月21日

アンワル氏ら野党議員、半年の登院停止処分に 野党抗議で議会は一時騒然

〈クアラルンプール〉
下院議会は12月16日、アンワル・イブラヒム元副首相ら野党議員4人に対する懲罰動議を賛成多数で可決、4人に6ヵ月間の登院停止処分を科した。アンワル氏らには反論する機会が与えられない強行採決となり、反発する野党議員らがプラカードを掲げて激しく抗議し、議会は一時騒然となった。野党議員らは抗議の意思を示すために退席し人権委員会(SUHAKAM)事務所までデモ行進をおこなおうとしたが、警官隊に制止された。この騒ぎの中で野党側の2人が拘束された。
登院停止処分を下された野党議員の一人である、民主行動党(DAP)のカーパル・シン党首は司法の場で争う考えを示した。このほか登院停止となったのは、R.シヴァラサ氏とモハマド・アズミン・アリ氏で、いずれもアンワル氏が実質的な指導者を務める人民正義党(PKR)に所属している。3人は、アンワル氏の議員資格凍結を議論した特別委員会での討論内容について漏らしたことが規則違反とされた。
アンワル氏は3月17日の下院議会で、ナジブ・ラザク首相が掲げる民族融和「ワン・マレーシア」コンセプトが1999年のイスラエル総選挙でバラク首相(当時)が掲げた「一つのイスラエル」の物真似であり、国際コンサルタント会社のAPCOワールドワイド社がこれらのコンセプトを提供したと批判した。BN政府とAPCO社は事実無根だと主張、首相府が虚偽の主張を行なったとしてアンワル氏に対する懲罰動議を提出していた。
下院議会の勢力分布は、与党連合・国民戦線(BN)所属議員は137議席で野党連合・人民同盟(PR)所属議員は76議席、無所属及び諸派が計9議席となっている。憲法改正には3分の2の賛成が必要で、PR議員4人が登院停止となったものの無所属6議席を加えてもBNの議席は3分の2に到達しない。

提供:日刊アジアインフォ

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