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社会

2008年10月24日

シンガポールでの外国人受け入れ抑制と成長維持、均衡を考慮

「外国人がシンガポール人から仕事を奪っている」といった不満が国民の間にくすぶっており、政府は最大の経済成長を求め外国からの労働者、人材受け入れを加速するか、受け入れを抑制し成長鈍化に甘んじるかのジレンマに陥っているという。
初のシンガポール人材サミットでゴー・チョクトン上級相は「中間を目指す。しかし均衡をとるのは容易な作業ではない」と述べた。経済が減速すれば国民の収入も影響を受け、多くの国民が失職する可能性もある。一方、成長重視に踏み切れば、国民は外国人人口の拡大という社会的代償を払うことになるという。
ゴー上級相は「数千キロ離れた国にいる労働者と異なり、シンガポール在留の外国人は地元人から職を奪っているような印象を与える。このため政府は外国人導入を制限せざるを得ないことがたびたびあった」と語った。
シンガポールがもともと移民の国であるため、他の国より外国人を受け入れる素地があるが、政府としては外国人に対する国民の懸念を配慮する必要があり、このため将来も、住宅、教育、医療補助などの面で国民を優遇するという。
サミットには約700人が参加。人材コンサルタント、米マーサーのミシェル・バーンズ会長らが演説した。

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