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2010年12月13日

番号ポータビリティを悪用、電話番号の窃盗が発生

〈ペタリンジャヤ〉
契約している通信サービス会社を変更しても電話番号を変更せずに同じ番号をしようできる番号ポータビリティー(MNP)制度が2008年に導入されたが、この制度を悪用し何者かが番号を盗む事件が発生しているようだ。
S.R.アヌシア・デビさんは11月13日、携帯電話から電話をかけようとしたところ通話不可能となっており、調べたところ、電話番号が他の通信プロバイダーに変更されていることに気づいた。アヌシアさんの電話番号は縁起が良いとされる「プレミアム・ナンバー」であり、今まで数回番号を売ってほしいと依頼されていた。電話が不通になる前日、何者かが番号を1万リンギ(約27万円)で売ってほしいと電話してきたがアヌシアさんは断ったという。アヌシアさんは提供会社の勧めで警察に届けを出し、警察は通信会社の社内で電話番号を売買するシンジケートがある可能性があると見て調査を行うという。
アヌシアさんが使用していた通信サービス会社と、変更されていた会社に取材したところ、両社ともこのようなケースは初めてだと回答した。MNPを利用して通信サービス会社を変更する場合、まず変更を希望する通信サービス会社で契約書を記入し、その後現在利用している会社に連絡が行くことになっているが、この際身分証明書の提示や料金滞納がないことの確認が必要となっている。
アヌシアさんの電話番号窃盗事件は、変更があった通信会社の役員から電話番号を返還するという申し出があったため解決したが、通信会社はさらに同じようなケースがあるか調べを進めるという。

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