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政治

2010年12月7日

セ州水道問題での対立、州首相支持者4,000人がデモ

〈クアラルンプール〉
セランゴール州の水道事業に関して連邦政府と州政府が対立する中、クアラルンプール(KL)で12月5日、アブドル・カリド州首相を支持する野党系の4,200人あまりが国立モスクから宮殿までデモ行進を行なった。
カリド州首相が国王に、同州の水問題に関する嘆願書を提出するのを支持するためのもので、同日モスク周辺から宮殿までの道が閉鎖された。一部で警官隊に攻撃的な態度をとるグループも出たためムルデカ広場周辺では催涙弾発射や放水が行われ大混乱となり、58人が一時逮捕された。事態は午後4時ごろ収拾した。
国立モスクでは正午ごろより参加者が集結。カリド州首相は国立モスクに到着後、演説を行い、その後デモ行進を行った。2時15分ごろ宮殿に到着、15万人の署名とともに嘆願書を宮殿関係者に手渡した。
嘆願書では▽上水道事業者シャリカット・ベカラン・アイル・セランゴール(SYABAS)に移管されている上水事業権利を州政府に戻すこと▽2006年水事業法の見直しを行うこと−−を連邦政府に命ずるよう国王に要請している。
同州の水道政策については、連邦政府はセランゴール州が近いうちに水不足が深刻化すると懸念しているのに対し、州政府側は2019年まで水の供給は十分だとして主張して対立している。連邦政府が州政府に対しパハン−セランゴール州導水プロジェクトと、「フル・ランガット2」浄水場の建設を急ぐよう求めているのに対し、州政府側は2019年まで水の供給は十分であると主張、巨額の費用がかかるプロジェクトの推進に難色を示している。

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