シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPGICが年次報告を初公表、投資利益率は年4.5%

金融

2008年9月25日

GICが年次報告を初公表、投資利益率は年4.5%

シンガポール政府投資公社(GIC)が9月23日、初めて年次報告を公表した。政府系投資会社の投資活動に対する懸念から情報開示を求める声が高まっていることに対応した。
過去20年の投資利回りは、物価上昇を考慮した実質で年4.5%。シンガポールドルで計算した名目で同5.8%。米ドルに換算すると名目で7.8%と、先進国の株価を追跡するMSCI世界指数の上昇率(7%)を上回るという。
運用残高については「1,000億米ドル(約11兆円)超」とするにとどまったが、アナリストは2,500億米ドル(約27兆円)超と推測している。別の政府系投資会社、テマセク・ホールディングスの運用残高は1,300億米ドルで、利回りは年18%と高い。
GICの地域別投資は、米国への投資が40%、欧州が35%、アジアが23%。ン・コクソン最高投資責任者は「成長が見込めるアジアへの投資を強化する」とした。
投資の商品別内訳は、株式が44%、債券が25%、不動産、未公開株、インフラなどその他が23%。評価損が出ているスイスUBS、および米シティへの出資について、ン氏は「投資のタイミングがまずかった。しかし長期的には利益を生むと確信している」と述べた。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPGICが年次報告を初公表、投資利益率は年4.5%