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経済

2009年5月29日

通年のGDP成長、マイナス4~5%の見通し

〈プトラジャヤ〉
今年通年のマレーシア国内総生産(GDP)について、ナジブ・ラザク首相(兼財務相)は5月28日の記者会見で、プラス・マイナス1%としていた3月時点での予想をマイナス4~5%へと大幅に下方修正した。
ナジブ首相は、下期の経済は改善に向かい、特に第4四半期はプラス成長に転じると予想した上で、第1四半期に続いて第2、第3四半期もマイナス成長の見通しだとし、通年ではマイナス成長は避けられないとの見通しを示した。その上で、マレーシア経済がすでに自律的後退局面に入っているとの見方を示し、「経済の回復は世界経済の回復にかかっており、米国や欧州の回復状況を注視していかねばならない」と述べた。
中央銀行バンク・ネガラが27日に発表した第1四半期のGDP成長率が、マイナス6.2%と予想以上に悪化したことを受けたもの。エコノミストらの第1四半期の成長予想は、平均でマイナス3.9%だった。
第1四半期の結果は驚きをもって受け止められており、メイバンク・インベストメント・バンクのエコノミストは特にこれまで経済成長を支えてきたサービス業や国内消費がそれぞれ0.1%、2.9%のマイナスとなったことについて驚きを隠せず、「この2つは少なくとも1ケタ前半のプラス成長と予想していた」とコメントした。
スタンダード・チャータード・バンク(シンガポール)のエコノミストは、「ここ数年景気を底支えしてきた国内消費が向こう数四半期さらに落ち込む可能性はないのかとの疑問も残る」と述べた。

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