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政治

2009年5月21日

セランゴール州政府、深夜のビール販売禁止を検討

〈ペタリンジャヤ〉
セランゴール州政府は州内での深夜のビール販売禁止について、5月21日に審議会を行い、議会での審議議題にするか検討する模様だ。
情報筋によると、州政府は全面的な販売禁止については反対しているが、汎マレーシア・イスラム党(PAS)を始めとする数グループが圧力をかけており、深夜のビール販売の禁止案が出ているという。21日の審議会には、全地域の長・数名の州議員・ビール会社・酒販売店・小売店・消費者団体の代表などが招かれている。議案は、 24時間営業のコンビニエンスストア、ガソリンスタンド併設店における深夜以降のビール販売の禁止となることが最も有力だと言われている。
小売大手の英系テスコ・ストア(マレーシア)のアズラン・シャー・アリアス企業法務部門長は、大規模小売店における酒類の販売は、法令によって ▽酒類だけの特別コーナー、特別レジの設置▽午後9時以降はコーナーを閉めて販売を行わない――という規定があり、各小売店は遵守していると説明。しかしビールは酒類のカテゴリーに入っていなく、飲料の棚で販売しているため、この部分をどうするかが課題だと語った。
地域議会のロニー・リウ議員は、多民族社会であるセランゴール州はあまりにも保守的な法令を制定すべきではないが、深夜の酔っ払いの徘徊を憂慮する声も尊重するべきだと語った。しかし同氏は、深夜にビール販売を禁止することと、酔っ払いの公的秩序妨害を防ぐことは別問題ではないかと指摘。コンビニ及びガソリンスタンド売店でのビール販売禁止を行っても、24時間営業の中国系喫茶店でビールを購入することは可能であり、法令を制定するならば全ての方面の利益に対し公平でなければならないと語った。

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